ジュエリーの石留の中でもオーソドックスな方法が「爪留（ツメドメ）」です。
真横から見ても爪で覆われているだけなので「光」を取り込みやすく　ダイヤモンドの輝きを楽しむ事が出来る作りになります。

そんな「爪留」ですが　取り扱いには注意が必要です。
【注意１：指輪の変形】お気に入りの指輪ほど　着用する時間が長くなり、様々な動作の中で指輪の形状に影響を与えてしまいます。重いものを持つとき、テニスやゴルフなど硬いものを握ったままで力を入れるスポーツ時などは指輪を外してください。ライブに出かけて強く拍手を続けて変形したお客様もいらっしゃいます。

【注意2：爪の摩耗】使用時間が長くなると、「爪」そのものが摩耗していき細くなり石を押さえる力が弱くなってきます。何年前に購入した指輪ではなく、何時間使用した指輪かが判断基準にはなりますが正直なところ予測は難しいです。たまに石の緩みがないかどうか確認をするしかなさそうです。

【注意３：その他ご使用を控えていただきたい場面】・洋服の着替え時（爪の部分に洋服の糸が引っかかったりして爪が曲がってしまう、爪が折れる事があります）・お風呂（タオルを使う際、タオルの糸に引っかかる可能性があります）・就寝時（布団に爪がひっかかる事があります）・台所仕事（食器を洗う際のスポンジなどひっかかる可能性があります）

ひとつひとつ取り上げると　煩わしく感じられるかもしれませんが　デリケートなお品だからこそ優しく取り扱っていただけると　より愛着がわいてくると思います